となり街戦争 | 学生起業家のぼやき

となり街戦争


ドアを開けたらむあっ!!!とする季節になりましたね。


ですな!!


でも今日は結構平和な一日


晴れてるし穏やかだし。


そんな日に読んでみたのは


一時期話題になった


『となり街戦争』



何事もなくすぎる日常。


そんななかで


突如となり街同士で


見えない戦争が始まる。


意識できない戦争に戸惑いながら


主人公は戦争とはなんだろうと


自問する。



ストーリー的には


ありえない展開のオンパレードなんですが


でも一貫して言えるのは


『静謐』


ということ。



普通『戦争』というと


激しい戦闘


苦痛悲劇なんかが描かれやすいですが


この『となり街戦争』


戦争をしているのに


戦争を感じることができない主人公。


ありえないですね。


でも


とても現実的な感覚だと思いました。


僕らも


イラク戦争のときに


テレビで悲惨な映像を


散々見たと思いますが、


それが


本当に現実のものだと


実感できた日本人


どれくらいいるでしょうか?


テレビという時空間を越えるツールを手に入れたことで


情報を手に入れることは確かに容易になりました。


しかし


人々の間で


テレビの中の事象に対する


現実感というのは


だんだんと薄れているような気がします。


どこか遠い


僕らとはまったく無関係な世界


だから地球の裏側


どれだけの人々が苦しんでいようと


僕らにはそれが実感できない



そういった感覚を


一見白昼夢のように描きながら


でも


事実それをえぐりとっている。


とても考えさせられる作品だと思います。


好き嫌いはもちろんあると思うのですが、


自分の現実と照らし合わせて


1度振り返って


考えてみると


結構面白いことが感じられると思います。


ぜひぜひ


みなさん手にとって見てください。





彼が読むのはビジネス書です。





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